キラキラネーム

子供が生まれると、どんな名前をつけるか両親はいろいろ考えますよね。

そんな中、他の子供とは違った非常に珍しい漢字や読み方の名前をつける親もいます。それが俗にキラキラネーム（DQNネーム）と言われる名前です。

りゅうちぇるとぺこ

最近話題になってたのは、芸能人のりゅうちぇるとぺこの子供の名前「リンク」ですよね。

この名前には、「人の中身を見て愛せる子供になるように」という2人の想いが込められているそうです。

そして、2人が好きなミュージカル映画『ヘアスプレー』の役名から名付けたとのこと。

一般的に、名付けられたキラキラネームのランキングを見ると‥

ランキング男の子編

1位 碧空（みらん、あとむなど）

2位 輝星（べが、だいやなど）

3位 陽空（はるく、ひだかなど）

4位 心人（はーと、あいとなど）

5位 皇帝（しいざあ、ふらんつなど）

漢字だけでは読めない名前ばかりですよね。ほとんどが当て字のようなものばかりです。

ランキング女の子編

1位 星凛（きらり、あかりなど）

2位 奏夢（りずむなど）

3位 妃（ひな、きらりなど）

4位 美音（りずむ、めろでぃなど）

5位 希星（きてぃ、きららなど）

男の子同様、珍しい漢字ばかりですよね。

2017年までは大ブームになっていましたが、2018年に入ると激減した、といわれています。

その理由は、キラキラネームを名付けられた子供たちの末路でした。

改名の申し出

90年代にキラキラネームを名付けられた子供たちがいざ社会に出ると、家庭裁判所に「改名したい」との申し出が殺到しているのです。

ある男性は「首相」と書いて「キャプテン」と呼ぶ名前で、改名して「健太郎」へ。本人曰く、「普通の名前にずっと憧れていた」のだそうです。

結婚を猛反対

ある方の知人は、キラキラネームの女性を結婚相手として両親に紹介しました。

すると、「素敵なお嬢さんだけど、名前が普通じゃないってことは親が普通じゃないから、そんな家族と親戚になるのは無理」と猛反対されて破談になった人も‥。

名前だけで？と思いますが、それだけ大切なのです。

実際に、命名の専門家にインタビューしたところ、キラキラネームを名付けられた子供たちの身の回りでは‥

先ほど紹介した首相さんもそうでしたが、「キラキラネーム」というだけでからかわれたり、いじめにあう子供も。

自分で決めた名前ではないのに、辛いですよね。そうなると‥

周囲を過剰に気にする

キラキラネームをつける親は、子供に個性的に育って欲しいと思うようですが、現実的には子供は名前が目立つので、周囲から浮かないように過剰になってしまう傾向にあるようです。

その結果、キラキラネームをつけられた子供は周囲に埋まってしまうような目立たない性格になってしまうのだとか。

学校進学で選択肢が減る

これはかなり意外でしたが、キラキラネームであるためにいじめの被害にあう可能性があるため、有名な私立学校では入学を断るケースもあるそうです。

名前のせいで通いたい学校に行けないなんて、たまりませんよね。

このような傾向は、学校だけではなく‥

就職活動も不利

なんと就職活動でも、書類選考の時点で落とされるケースも多いのだそうです。

キラキラネームだといじめに遭いやすいだけでなく、学校や就職にも影響があるのですね。

そして1番心配されるのは‥

親からの虐待

キラキラネームをつける親は子供が個性的に育つようにと名付けますが、もしその子供が自分の思う通りに育たなかった場合、怒りを爆発させて虐待するケースもあるのだそうです。

厚生省の統計では、キラキラネームが流行り始めた時から虐待件数が増えています。

このようなことを踏まえると、キラキラネームは避けた方が無難ですよね。

ネットの反応

「暴走族みたいに、漢字を滅茶苦茶に使ってるな」

「何でも名前にすりゃ、可愛いと思ってるんだよ」

「親だからって、どんな名前付けてもいいわけではない」

「子供の迷惑を考えて、名前を付けてやれ」

子供の名前をつけるときは、子供の将来をよく考慮して名付けてくださいね。